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人材養成の取り組み |
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人間発達科学領域における女性研究者
主として、大学院博士後期課程院生およびポスドク研究員を対象に、国際的に活躍可能な研究者として養成する。大学、公的研究機関における研究者、企業等民間研究機関における研究者の輩出が目的である。個別領域における卓越した能力を備えることはもちろんだが、誕生から死までの生涯にわたる人間発達過程を視野におさめ、個別学問領域のごくごく限定されたテーマに閉じこもることのない、生産的かつバランスのとれた研究者の養成を目指す。
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アジア諸国を中心とする人間発達領域における女性研究者
大学院博士課程院生(留学生)およびポスドク研究員(留学生)に加え、アジア諸国から若手女性研究者を積極的に受け入れることによって、人間発達領域における女性研究者養成の、国際的拠点を構築する。
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研究能力を持った、高度専門的職業人
主として、大学院博士後期課程院生および博士前期課程院生を対象に、研究能力を持った、指導的専門職業人材を養成する。臨床心理士、スクールカウンセラーなどの心理臨床実践家、指導的保育実践者、指導的学校教員、指導的成人学習支援者、高齢者介護などの社会福祉実践者、保育・教育・福祉の領域における最先端の知識を備えた政策立案者等の養成を、目的とする。
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教育的取り組み |
- 研究事業への参加システム
拠点形成事業へ、正規のメンバーとして参加させる。国際的な水準にある、研究計画の立案、実行、まとめを実際に体験することによって、学位論文の作成を支援し、また学位取得の研究能力のいっそうの向上をはかる。
公募研究
採択者一覧
- 外国人留学生の参加
その際、日本人院生等と外国人留学生を区別せず、むしろ外国人留学生のプロジェクトへの参加を積極的に促す。同時に、留学生以外にも、アジア諸国から若手女性研究者を積極的に受け入れる。
- 生活支援 独自のRA雇用システムの創設
大学院生、ポスドク研究員、外国人留学生を対象に、本拠点形成事業独自のRA雇用制度を創設し、十分な生活支援を行うことによって、研究に専念できる態勢を創出する。RAの採用は能力主義により、分析計画書を公募して選抜するシステムを作る。なお、外国人留学生に一定の枠を設ける。年間16人の採用を予定している。
- 海外派遣
海外におけるデータ収集活動にも、大学院生等を積極的に派遣する。
- 国内外における、研究成果の発表支援
大学院生等には、研究報告書の執筆機会を与えることはもちろん、研究成果を国内外において発表できるよう支援する。
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専門家の再教育 |
- プロジェクト研究成果の刊行
プロジェクトの研究成果を、報告書、市販図書(たとえば「講座 人間発達科学」)として刊行し、「人間発達科学」の専門家を育成する教育者の養成に寄与する。
- 公開講座等による地域支援と教育
「人間発達」の多様性とその問題は、家庭や地域社会での再認識と理解があってこそ、実践的にその解決への道が開ける。本拠点では、年度ごとにシンポジウムと公開講座を開催して、「人間発達」における危機的状況の解消を地域レベルから支援する。さらに、実践的支援には、連携している「心理臨床相談室」も協力する。
- 現職教員の再教育
- 「子どもの発達研究センター」と連携し、現職教員に対する幼少連携に関する研修を行い、子ども学の専門性を習得させる。教師は、日頃の教育活動について省察を通して、より適切な教育活動へと変更する指針が得られるだけではなく、子どもの問題行動への対処方略を身につけることができる。
- 海外の女子教育関係者に対する教育支援を行う。
- 発達関連企業への教育支援
- 教育関連企業(出版、玩具、文具等)、メディア業界やメディア教育界などの委託研究を受けいれる。
- 上記の企業等から研修員を派遣してもらい、本プロジェクトで研修することによって、最先端の研究や技術に関する知識を習得させ、それを社会に還元させる
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