私たちは、これまで、心理学で扱う知覚現象(主に「錯視」現象)を科学教材に取り入れ、子どもの科学的思考力の“解発”と“育成”に向けて、知覚学習ツールの開発および知覚学習ツールを取り入れた授業実践とその効果測定を行なってきました(平成17〜19年度)。その成果として、現在までに、「錯視実験アプリケーション」
(特許出願中:特願2007-233203)を製作するに至っています。
そこで、本チームでは、現在、この「錯視実験アプリケーション」を用いた教育プログラムを実践する(出前授業など)と同時に、現場の教師が主体となって本教育プログラムを実施できるよう、アプリケーションの改善と普及に努めています。子どもたちの学習意欲や科学に対する興味をより一層向上させる学習支援ツールとして、広く活用されることを願っております。
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