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お茶の水女子大学・玉川大学 21世紀COEプログラム共催シンポジウム
「誕生から死までの人間発達科学」「全人的人間科学プログラム」


「脳はどうやって新たな知を創造するか? −カテゴリーと情報創成− 」

企画趣旨:
  これまで玉川大学21世紀COE「全人的人間科学プログラム」とお茶の水女子大学21世紀COE 「誕生から死までの人間発達科学」では、大学院生を対象として「脳科学と心の発達」セミナーを開催してまいりました。行動の神経学的基盤を探るため、新進気鋭の研究者から最前線の研究成果を話題提供していただき、神経学的アプローチと行動科学的アプローチを架橋する対話を重ねてまいりました。
  今回は、COEセミナーのしめくくりとして、知の創造の神経学的基盤を探るシンポジウムを共催することとなりました。
  脳は、「機能的脳器官」に進化を遂げたことにより、人間発達の可塑性を保証しています。同時に、脳機能の一側化の完成は発達の臨界期ももたらしています。人が死ぬまでに脳細胞の3分の1、あるいは4分の1しか使わないとも言われています。まだまだ残された可能性は無限と言ってもよいと思われます。人は、臨界期をどう乗り越えることができるか、「創造性」に光りをあて、知の創造に焦点をあてて人間発達の限界への挑戦を試みたいと思います。皆様の熱心な参加をお待ち申し上げます。

企画者: 内田伸子(お茶の水女子大学) 
       坂上雅道(玉川大学) 
       

●日時:2006年8月7日(月)13:00〜17:30

●場所:お茶の水女子大学 理学部 3号館 701室(文京区大塚2-1-1)
       (丸の内線茗荷谷駅より徒歩7分、有楽町線護国寺駅より徒歩8分)

●問い合わせ先:玉川大学学術研究所 (t.instit@adm.tamagawa.ac.jp)

●お申し込み:事前申し込みは不要

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・講演1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

13:00〜13:40
田中啓治 氏 (独立行政法人理化学研究所 主任研究員)
「サルの視覚連合野の神経細胞集団による物体カテゴリーの表出」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・講演2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

13:40〜14:20
丹治 順 氏
(玉川大学教授)
「行動計画に必要な情報の生成とカテゴリー化」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・休憩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14:20〜14:50

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・講演3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

14:50〜15:30
実森正子 氏
(千葉大学助教授)
「自然カテゴリーの構造と動物におけるカテゴリー化:
  ヒトとハトは何を獲得し、ヒトは何を喪失したのか? 」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・講演4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

15:30〜16:10
坂上雅道 氏
(玉川大学助教授)
「カテゴリーと推論:前頭前野にみられる新しい知識を創りだす神経メカニズム 」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・講演全体のまとめと指定討論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

16:10〜16:30
針生悦子 氏
(東京大学助教授)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・全体討論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

16:30〜17:30

●司会:内田 伸子氏
   (お茶の水女子大学 副学長・お茶の水女子大学21世紀COEプログラム拠点リーダー)

●主催 お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「誕生から死までの人間発達科学」
       玉川大学21世紀COEプログラム「全人的人間科学プログラム」

  ●ポスター

左の画像をクリックすると、PDF版のポスターが表示されます。
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