小林久美子 2000 NEW 教育とコンピュータ, 16(2),
52-53.
ネットで育む親密な関係
―関係形成の場としてのMOO―
表1.パークスらの研究での検討点
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<関係形成> |
回答 |
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Q1.MOOのユーザーのうち、どのくらいの人がオンラインで関係を形成しているか |
93.6% |
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Q2.それはどのようなタイプの関係か |
恋人・親友・友人。親友が最も多い |
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Q3.MOOのユーザーのうち、オンラインでの関係数が多い人と少ない人の間には、どのような差異があるか |
差はみられない |
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<関係発達の程度> |
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Q4.オンラインとオフラインの関係は、その発達に関してどのように違うか |
広さ、深さ、コード変化においては差がないが、それ以外についてはオフラインの方が発達している。 |
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Q5.ニュースグループで始まった関係とMOOで始まった関係は、その発達レベルにおいてどのように違うか |
全ての次元において、MOOの関係の方がニュースグループよりも発達している。 |
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<関係形成における情報媒体> |
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Q6.MOOから始まった関係は、他の状況に移行しているか? |
している。(メール、電話、手紙やカードなど) |
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Q7.その移行に決まったパターンはあるか? |
音声と映像を得てから対面へ |
表2.関係発達の7次元尺度
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次元 |
内容 |
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1.相互依存 |
重要な決断に相手の意見を参照するなど、互いに依存し、影響しあう程度 |
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2.広さ |
コミュニケーション内容や手段が、多様である程度 |
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3.深さ |
相手への親しみや、相手との会話内容の深さの程度 |
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4.コード変化 |
自分たちだけにわかる特別なサインを作るなど、会話に関わらず相手の本心を読める程度 |
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5.予測可能性/理解 |
状況に関わらず相手の気持ちを理解する程度 |
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6.関与 |
相手との関係の重要性、関係維持への欲求の程度 |
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7.ネットワークの収束性 |
相手を他に紹介するなど、自分と共通のネットワークに参入させる程度 |