04年11月(終了しました) |
COE「誕生から死までの人間発達科学」第3プロジェクト |
渡辺秀樹・稲葉昭英・嶋ア尚子 編 「現代家族の構造と変容 -全国家族調査による計量分析-」 2004年東京大学出版会 発行 参加者 稲葉 昭英 (東京都立大学) 討論者 菅原ますみ (お茶の水女子大) 司 会 牧野カツコ (お茶の水女子大) 【日時】2004年11月16日(火) 17:00〜19:00 【場所】お茶の水女子大学 生活科学部本館1F・103 参加をご希望の方は、E-mailまたはFAXで |
COE「誕生から死までの人間発達科学」第3プロジェクト |
千葉大学教授・宮本みち子 著 討論者:小玉 重夫 (お茶の水女子大学) 日時:2004年11月17日(水) 18:00〜20:00 参加をご希望の方は、E-mailまたはFAXで |
お茶大COE プロジェクト1 第9回セミナー |
日時 2004年11月20日 (土) 午後1:00 - 5:20 場所 お茶の水女子大学 人間文化研究科棟 6階大会議室 ※前回までと講演時間が多少異なります。 講演者及びテーマ 講演1 午後1:00‐2:30 バトラー後藤裕子氏(ペンシルバニア大学教育学大学院准教授) 「日本人英語学習者にとってなぜ英語の冠詞の習得は難しいのか?」 講演者による要旨: 冠詞の習得が英語学習者にとって難しいことはしばしば指摘されてきた が、どうして冠詞の誤用が多いのか、その理由についてはまだよくわかってい ない。そこで本発表では、日本人大学生の英語の冠詞に関するメタ言語知識を 分析することで、学習者が一体どのような理由付けのもとに冠詞を使用してい るのか、そして彼らの冠詞使用に関するアプローチの仕方には、習得レベルに 応じて違いがあるのかを検証した研究の内容を紹介する。その研究結果にもと づき、日本人学習者が英語の冠詞を使う際につまずきやすい認知概念は何か、 そしてなぜ日本人にとってそうした認知概念の把握が難しいのを考察する。 講演2 午後2:40‐4:10 住吉チカ氏(福島大学教育学部助教授) 「日本語話者におけるl/r音節記憶処理の神経基盤:fMRIによる検討」 講演者による要旨: 日本語の音韻システムには、/l/, /r/に対する独立した音韻カテゴリがな い。このため日本語話者は、“l”,“r”を含む単語の記銘・想起に困難を覚 える(例えばright:右とlight:光の混同)。本講演では、このような認知的 困難さの神経基盤について、fMRIにより検討した研究を述べる。第1研究で は、l/r音節作業記憶課題実行時の脳活動を調べた。その結果、特にl/r音節課 題において、視覚的イメージ保持・操作に関連の深い右上頭頂小葉に顕著な賦 活が見られた。第2研究では再認刺激を大文字に変え、視覚的記憶方略が困難 な課題を設定した。その結果、l/r音節課題では、イントネーションやピッチ 処理に関連深いとされる右下前頭回に強い脳活動が見られ、韻律パタンによる 記憶方略が採られる可能性が示唆された。第3研究では、r/l音節記憶の困難さ が、曖昧な音韻−書記素対応によるのか、音韻に変換すること自体の困難さに よるのかについて、曖昧ひらがな課題との比較により検討した。その結果、曖 昧ひらがな課題ではl/r音節課題に比べ、音韻情報の変換・保持に関連する左 縁上回及び左下前頭回に強い賦活が認められた。この結果は、r/l音節記憶の 困難さが、音韻変換の困難さに由来することを示唆している。これら一連の研 究は、難読症や識字盲、第二言語獲得過程の神経基盤を探る臨床的研究にも貢 献すると考える。 全体討論 午後4:20‐5:20 主催 : お茶の水女子大学 21世紀COEプログラム「誕生から死までの人 間発達科学」 共催 : 玉川大学 21世紀COEプログラム「全人的人間科学プログラム」 問い合せ先:project1-coe@li.ocha.ac.jp HP:http://www.hss.ocha.ac.jp/coehp/index_j.htm 会事前申し込みは原則として不要ですが、本学では入校時に身分証明書の提 示をお願いしています。 外部から参加をご希望の際には、事前に問い合わせ先メールアドレスまで お知らせ頂ければ幸いです。 (情報提供:大神優子y_ohgami@nifty.com) |
学校生活・学力・家庭的背景 お茶の水女子大学21世紀COE「誕生から死までの人間発達科学」 |
講師:阿部 昇(秋田大学、国語学力調査リーダー) 参加希望者は、11月20日までに冨士原(fuji-k@cc.ocha.ac.jp) |