2003年9月- 2003年10月(終了しました)


お茶の水女子大学COE研究倫理委員会
認可申請書 (2003年10月14日)

各位

お茶の水女子大学COE研究倫理委員会

 COE研究倫理委員会の発足に伴い、委員会の取り組みとして、21世紀COE研究プロジェクトにおいて行われる調査・実験対象者を扱う研究調査・実験に対し、研究倫理委員会の認定証を発行することになりました。つきましては、下記の要領で、認可申請書に必要事項を記入のうえ、ご提出下さいますようお願い申し上げます。記入例も添付いたしましたので、参考にしていただければと思います(あくまでも記入の一例です)。
 当研究倫理委員会では、今回の認定作業をCOE研究プロジェクトの一環として位置づけ、現在検討中の研究倫理規程作成の作業と合わせて、研究倫理のあり方を試行的に研究していく契機としていきたいと考えております。なにとぞ、その趣旨をご理解いただき、ご意見、ご助言等を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 以上、よろしくお取計らいのほど、お願い申し上げます。

該当する調査・実験:お茶の水女子大学21世紀COE(「誕生から死までの人間発達科学」、「ジェンダー研究のフロンティア」)の研究経費を用いて行われる研究調査・実験で、調査・実験対象者を扱うもの。

提出方法:下記の認可申請書に記入のうえ、必ず、プリントアウトした紙をご提出下さい(手書きでもけっこうです)。なお、下記の提出場所にも、認可申請書の用紙を置いておくようにいたしますので、それを使用してもけっこうです。
認可申請書ダウンロードはこちらから

提出場所:事務処理の都合上、当面は21世紀COE「誕生から死までの人間発達科学」事務局(文教育学部1号館1階、内線5340)とさせていただきます。

お問い合わせ先:
coerinri@li.ocha.ac.jp

 

COE会議室はウェブ上で予約できるようになりました。
会議室予約へ
http://www.hss.ocha.ac.jp/coehp/yoyaku/login.cgi

 

プロジェクト1 第5回セミナーのお知らせ

〜人はどのように他者を認識するか
相貌認知と動機づけのメカニズム〜

日時 2003年10月4日 (土) 午後1:00 - 5:30

場所 お茶の水女子大学 人間文化研究科棟 6階大会議室

司会 内田伸子(お茶の水女子大学教授)

講演者及びテーマ

講演1 午後1:00‐2:30
 山口 真美氏(中央大学文学部 助教授)
  「赤ちゃんは顔をよむ -認知発達研究の最前線から-」

 講演者による要旨:
  人は誰しも赤ちゃんの状態を通過する.赤ちゃんの心の発達を知ることは,自分自 身の心のなりたちを知ることにつながる.本講演では,環境に適応しながら形を変え る,心の発達過程の軌跡をたどっていく.
  著書で紹介した様々な研究と,海外の学術雑誌に掲載されたばかりの最新成果を紹 介する.まずは顔の認知発達から.生まれたばかりの赤ちゃんの顔検出から母親顔の 検出,そして学習した顔に特化することによって生じる「人種効果」まで.テキサス 大との共同研究も紹介しながら,顔認知発達の軌跡をたどる.そして形と動きの知覚 発達.主観的輪郭や補完・拡大運動の知覚など,形やシーンの知覚が,いつ頃どのよ うに発達していくかについて話をする.     

講演2 午後3:00‐4:30
 松元 健二氏(理化学研究所脳科学総合研究センター 研究員)
 「動機づけはいかに? -行動とその結果の関係の認知-」

 講演者による要旨
 脳のいろいろな領域が報酬の期待に関与することが最近よく分かってきた。 ワーキングメモリーの中枢と考えられてきた前頭連合野もその一つである。 期待した報酬条件に基づいて行動を選択する際に、前頭連合野、特にその 内側部のニューロンは、次に実行する特定の行動と期待した特定の報酬条件 とを結びつけて表現しているという所見を最近演者らは得た。このことは、 報酬についての期待だけでなく、行動と結果との関係の認知に基づいて、 期待した報酬を獲得するための行動を選択することに前頭連合野内側部が 重要であることを示唆している。行動と結果との関係の認知は、目標指向的 な行動の始発と維持という動機づけの中心過程を形成するだけでなく、 手段ー目標分析の基礎として、プランニングにも寄与しうる。そのような 観点から、思考の発達との関連についても考察を試みたい。

全体討論  午後4:30‐5:30 

主催 :お茶の水女子大学 21世紀COEプログラム「誕生から死までの人 間発達科学」

 共催 : 玉川大学 21世紀COEプログラム「全人的人間科学プログラム」

 問い合せ先:project1-coe@li.ocha.ac.jp

 HP:http://www.hss.ocha.ac.jp/coehp/index_j.htm

会事前申し込みは原則として不要ですが、
 会場準備の都合上、特に学外の方が出席する場合は、
 なるべくproject1-coe@li.ocha.ac.jpまでご一報下さい。

 

お茶の水女子大学COEプログラム
「誕生から死までの人間発達科学」国際セミナー
「情報社会における若者とアディクション」開催のお知らせ

 このたび、お茶の水女子大学COEプログラム「誕生から死までの人間発達科学」では、「情報社会における若者とアディクション」をテーマに、国際セミナーを下記の通り開催することになりました。どうぞお誘いあわせの上、ふるってご参加ください。

  • 日 時 2003年9月11日(木)午後3時〜5時
  • 会 場 お茶の水女子大学文教育学部1号館1階第1会議室
  • 講 師 Teuvo Peltoniemi
    (Head of Information Department,A-Clinic Foundation, Helsinki, Findland& President, Prevnet Network)
  • テーマ "INFORMATION SOCIETY, ADDICTIONS AND THE YOUTH: FINNISH EXPERIENCES FROM TELEMATIC ADDICTIONS PREVENTION"
    (講演は、英語で行われます。通訳はありませんが、日本語での解説を行い、資料配付します。)
  • コメンテーター 未定
  • 司会  箕浦康子(本学大学院人間文化研究科教授)
  • 費用  無料
  • 参加申し込み
     資料の用意と変更があった場合の連絡の都合上、参加をご希望の方は、できるだけ事前にお申し込みください。
    申込先:hiraokak@cc.ocha.ac.jp(社会学研究室 平岡公一)
    (お申し込みいただいた方は、全員参加できます。特に変更が ない限り、受付確認の連絡はいたしません)

お願い 
付属校園がキャンパス内にあるため、警備の都合上、入構時の身分証チェックを行っています。お手数ですが、学生証・ 職員証等、身分を証明できるものをご持参ください。